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2006年4月 3日 (月)

思い出:雪遊びPart2

今年の前半は、雪が例年より多かった為、昨年より早いスタートを切りました。

雪遊び歴は4~5年と浅いのですが、大雪が降った「その日」は、ドラテク向上?の為にも、常連さんを7~8台+埼玉の暴れん坊こと斉藤ダ○ゴ君を引き連れていつもの場所へ遊びに行きました。

雪遊びに必要なものは、牽引ロープ・ガソリン・長靴・スコップ・無線機・地図・食べ物・飲み物です。はっきり言ってお遊びですので、ほぼピクニック気分です。

各自ペースが違うので、ペースの合う人達で固まって団体行動するのですが、この日の雪の量は今まで体験したことが無いほどの豪雪で、諦めて帰れば良いものを、まだ22時なので、欲を出してもっと条件の良い場所探しに全員で移動する事となりました。

先頭はS14のQsの三上・岡崎組で、その後を8台ほどくっついてきます。移動の責任重大な先頭は一応地図を片手に先導して行くのですが、地図にUP・DOWNの記載はありません。

ノーマルの足を付けた全車共に、腹下を雪で擦るほど積もってきました。

多分こっちの道で大丈夫。まぁスタックしてもコレだけ居れば安心さ!と、軽いノリで道を選び、進行して行きます。

行きたい山の方向に抜け道を発見しました。車1台がギリギリ通れる位の細い道です。周りには民家もあり、地元の人の秘密の道路発見!と、ワクワク気分で山を下り始めました。すると、みるみる道が細くなり、キツイ下り坂の道はだんだんと平坦となり、目の前には恐ろしく深雪の積もった細い登り坂が見えました。誰もが思いました。止まったら絶対スタック!動けなくなる・・・。

同じチャンネルに合わせた無線にて「止まるな~!登りがある!加速して勢い付けて丁寧に登れ!」と。 こちらのスタッドレスはレボ1という結構食うヤツです。が、みるみる車速が落ちてきました。でもなんとか登り切らなくては・・・。無線では「○○スタック!動けません!」 でもとにかく慎重に慎重に登って行きましたが、シュルシュルシュル。一切進まなくなってしまいました。先頭がスタックすれば後続車は止まるしかありません。 全員ストップです。

まぁ気楽に考えていました。今日は四駆が居るし・・・。本日、斉藤ダ○ゴ君は日光等で見かけたことが有るかと思いますが、四駆のランサーなのです。 引っ張ってもらえば良いや!と。

取り合えず、あとどれ位登りが続くのかをチェックするのに、ダ○ゴ君に登ってもらう事にしました。がここで問題。この道、車がすれ違う程の道幅はありません。

ここで、長靴&スコップで雪かきをして、すれ違いが出来る所まで車を移動。ケチって安い牽引ロープを購入すると1,2回で切れます。牽引するのではなく、勢いを付けて引っ張り上げるのですから。 コレだけで1時間は軽くかかりました。やっと四駆のダ○ゴ君が先頭に出てもらって、待つ事20分。この間も雪はしんしんと降り積もります。そして・・・「無理です。ずっと登りです」 ガッカリながらも、それこそ歩いて見に行ったらメチャクチャ時間がかかる所でした。

仕方ない。Uターンして帰ろう!時間は24時を過ぎてしまいました。 スーパーバックは危険なので、方向転換です。この狭い道で・・・。8台の方向転換。考えただけでかなりブルーです。でも、皆で協力して1台ずつヤルしかありません。こういう時の為の仲間なのですから。ただがUターンで、四駆に引っ張ってもらいながら1時間は掛かりました。 ようやく帰路です。プチ遭難でした。

雪はもっと積もって、下りなのにスピードが出ません。私と三上組は最後です。全員が脱出出来るのを責任持って見届けなくては・・・。っていうか、責任は全てこの2人の無責任なナビから始まったのですから・・・。

疲れたねぇ~。とノホホ~ンっとお菓子を食べながらゆっくり下りますが、無線で何か聞こえます。先頭とは離れてしまっているので、聞き取れる人が反復して皆に伝えます。2~3人から回って来た無線の言葉は「●●スタック!全然動けません!」 そうです。一番最初にキツイ下り坂を下りました。今は逆だから・・・、キツイ登り坂・・・。愕然としました。時間は26時となっております。

このくそ寒い中、エンジン掛けて暖を取っていた時間が3時間程。その前に走り回っています。そうです。ガス欠寸前です。本気遭難の予感がしました。

しかも、この最後の登りは、四駆に引っ張ってもらいながらも、人力5,6人で押してやっと登れる程のツワモノです。1台に10分・次の1台に15分。全部で8台居るんですけど・・・。しかも、全車そこで空回転するので、ツルッツルのピカッピカ!見事に綺麗なアイスバーンの出来上がりです。

本当に一生懸命力を合わせて、掛け声掛けて、素晴らしい連携チームワークです。 全車を引き上げなくてはいけない、四駆で来てしまったダ○ゴ君の顔は、疲れ切っていました。

ノーマルマフラーとは言え、やはりエンジン音はします。近くには民家があり、時間は27時を過ぎました。まだ3台残っています。持参のガソリンはもうほぼナシ。本気で遭難です。でも、やれるだけヤルしかありません。最悪、車を置いて登れた車で帰る事になりそうな予感がしたその時、除雪車がやって来ました。 民家から連絡があって、登れない車が要る。との事で来てくれたそうです。

TVで見た事があります。災害時などにレスキュー隊員に助けられる人々。まさにソレです。もう手足の感覚がなくなり、飲み物もない状況でしたので、神に見えました。

行きたい方向を伝え、ガァァ~と登り坂を除雪してもらったら、何てこと無い。スイスイ登ります。今までの苦労は一体なんだったのか?と問いただしたくなりました。でも、助かりました!地元の方にはご迷惑をお掛けしました。おじさんにお礼を言い、無事に大きな道に出ると、綺麗に除雪され、遊び放題状態でした。がしかし、若者にもそんな体力もガソリンも残っておりません。トボトボ退散です。

今回、ダ○ゴ君が居なかったら大変な事になっていました。本当に有難うございました!

雪の季節に入ると「次、いつ行きますか?」としょっちゅう電話が掛かってきたのに、この事件後はあまり掛かって来なくなりました。そりゃそうですよね。

このランサーは、日光サーキットにてE/Gブローして終了したのですが、原因の1つに、この引上げ作業があったのかもしれません。多分、後ろの牽引フック部分のフレームはずいぶん延びているに違い有りません。すみませんでした!

雪遊びも、ナメて掛かると大変な事になります。気を引き締めて遊びましょう!

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